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常光寺とは

常光寺について

常光寺は、京都の仁和寺を本山とする真言宗御室派の寺院で、小豆島八十八ヶ所霊場の第八番札所でもあります。札所をお参りされるお遍路さんの信者寺と、檀家さんの檀那寺としての両方の役割を持つ古刹です。

 小豆島の中でも特に地場産業が盛んな小豆島町の苗羽(のうま)地区に位置しています。境内には何種類ものたくさんの桜が植えられ、春には満開の花がお遍路さんを迎えます。中でも境内の一角を彩る『ジョウコウジザクラ』はその名が冠するとおり、ここにしかない早咲きの桜で、開花時期になると新聞やテレビで報道されるほど有名です。お寺の周辺は、”醬(ひしお)の郷”と呼ばれる醤油蔵や佃煮工場がひしめき、小豆島ならではの風光明媚な町並みが広がっています。
境内は開放されており、どなたさまでもご自由に出入りできますので、散策がてらふらりお立ち寄りください。

本尊 薬師如来

 東方浄土を浄瑠璃浄土といい、薬師如来は、東方浄土の佛(ほとけ)であるので瑠璃光如来とも呼ばれます。左手に持つ宝珠は薬壺(やっこ)で、醫王尊として慕われています。この佛様を本尊に載く当寺の山号は瑠璃山、院号は醫王院、常光は瑠璃光と同義語で、常光寺すなわち薬師如来のお寺となります。

 手に持つ薬壺で諸病を封じ、薬師は厄止に通じ厄難を除き、更に中陰49日の本尊として亡者を導く。この当病平癒、厄除開運、先祖追善の3つは、薬師如来の神髄を現す大願と言えます。

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御詠歌

この寺に ひとたび参る 世の人は よろずの願い かなわぬは無し

※常光寺の位置する苗羽(のうま)地区では、現在もお通夜・おかんきで御詠歌を唱える風習が残っています。代々受け継がれきた独特の節回しは、とても趣があり心安らかになれます。

お寺では、月に2回御詠歌の練習もしています。興味がある方は、年齢性別問いませんのでいつでもお気軽にお問合せくださいませ。

納経

近隣7札所のご朱印は常光寺でまとめて行っております。(納経代450円)

二番  碁石山  浪切不動明王
四番  古江庵  阿弥陀如来
七番  向庵   阿弥陀如来
八番  常光寺  薬師如来
九番  庚申堂  大聖不動明王
十番  西照庵  愛染明王
十一番 観音堂  聖観世音菩薩

ジョウコウジザクラ

 ソメイヨシノに比べ、少し濃いピンク色で、形は厚みのあるころっとしてかわいらしい花を咲かせます。早い年は、2月下旬頃から咲き始め、3月の中・下旬には満開になります。専門家の鑑定では、品種がはっきりしないので、お寺の名前にちなんで『ジョウコウジザクラ』と命名されました。

 境内には現在2本の成木がありますが、挿し木により幼木を育てています。無事育ってくれれば、数年後には一面ジョウコウジザクラの、一足早いお花見が楽しめます。待ち遠しいですね。

年中行事(2020年)

1月1〜7日   修正会・初護摩供(奥の院 碁石山)
1月14日 (火)  御日待ち会
1月21日 (火)  小豆島霊場開き
1月28日 (火)  初不動(奥の院 碁石山)
3月23日 (月)  永代土砂加持法要
7月7日 (火)   弁天祭り(弁天島)
7月17・18日 土用護摩供(奥の院 碁石山)
8月1〜12日  棚経
12月1〜20日 師走経
12月31日 (木) 除夜の鐘

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