境内図
1.本堂
昭和61年に再建された本堂。建築研究協会理事で工学博士の大森健二先生の設計のもと、寺院建築専門業者である上宗建設と、地元大手の鍛冶工務店が共同で建立。目に見えない大屋根の桁や梁に至るまで見事な建材が使われ、これから先、数百年の歳月を目指し存続しようとしています。
本堂内部は、中央内陣に大日如来、左脇陣に不動明王、右脇陣に弘法大師が配置され、天井には信者より奉納された天井画が見えます。
2.薬師堂
寛文5年建立(1665年)の棟札が残る歴史ある薬師堂。昭和61年の本堂落慶の際、解体修理されました。
3.鐘楼門
昭和61年の本堂落慶と同時に大修理された鐘楼門。大晦日年越しには、賑やかに”除夜の鐘”行事が催されます。
4.紫雲閣(しうんかく)
お遍路さんが宿泊する宿坊として使われていましたが、現在は御詠歌教室や様々な催しが開かれています。およそ60畳の大広間があります。
5.和労堂(わろうどう)
昔、農協だった建物を移築。お遍路さんが食事をしたり、檀家さんの慰労の場になっています。
6.福寿亭(ふくじゅてい)
夕方になるとどこからともなくご近所さんが集合する憩いのスペース。 もっともお寺らしい公共の場と言えます。
7.極楽橋
本堂、鐘楼門と一直線上に在る石造りの橋。”極楽橋”と名付けられ、この橋から本尊までは108メートルあります。
8.塀
本堂を取り囲む長い塀は常光寺の特長の一つ。白に赤の線は、本山仁和寺より認可を受けたもので、5本線は特に由緒ある寺院の証しとされます。近隣の趣ある町並と相俟って、散歩してみたくなる光景が広がっています。
9.駐車場
大型バスが旋回できる大きさの駐車場があります。